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2023.2.6 中野方小学校 岐阜県みどりの少年団で「最優秀賞」を受賞

棚田の水はどこから来るの?

伐り時の木を間伐、ふるさとの自然環境を知る体験授業

中野方小学校では、5年生が「ふるさとの環境」というテーマで、坂折棚田での稲作体験と森林体験を中心に、山から里の一連の流れを、総合的な学びの時間で行っています。
今回、この学習での評価が、岐阜県みどりの少年団で「最優秀賞」となり、2年連続での受賞となりました。

学習の内容ですが、稲作体験では、全国棚田百選に選ばれている「坂折棚田」で田植え、草とり、稲刈りをして、お米を収穫します。森林体験では、棚田の田んぼの水はどこからくるのだろうか、水源地を探索し、その水源地を維持している森林の役割と今なぜ間伐するのかを学び、木を伐る体験をします。さらに間伐した木を木の駅に搬出。木の駅で得た地域通貨「モリ券」を使って、町内の商店でお買い物をして地域経済の循環を学びます。

今年度はその授業に、「赤く染まった笠置山の謎を追え!」というサブテーマを新たに設け、学びを深めました。見慣れた山はスギヒノキ林で年中緑色ですが、昔の笠置山は秋には赤や黄色に染まる山だったそう。そこで山のことをよく知るおじいさんに昔の山との暮らしを聞いたり、今の山の現状を教えてもらったりして、子ども達だけでなく、保護者さんにも体験してもらいました。

今はお父さん、お母さんも田舎にいても田畑も山のことも知らない世代になりました。町内の方をはじめ、NPO法人恵那市坂折棚田保存会、中野方水源の森実行委員会がかかわり、たくさんの大人を巻き込みながら、子どもの学びを支えています。どの子もみんな町の子。これも小さい町ならではの取り組みです。

間伐した木の年輪を数えてみたよ

間伐した木を伐ってみる

お母さんも伐ってみたよ

 

作業のあとは、スウェーデントーチで、火を焚いておやつタイム